仮想環境を自動構築!第1回(Vagrantの導入・初期設定)
Vagrantの作成方法は以前にもまとめていたのですが,ちょっと読みづらくなってきたのでもう一度メモ
Vagrantとは
仮想マシンを簡単に立ち上げるためのツール
今まで手作業でやってきた仮想マシンの立ち上げを,一回設定してしまえば同じ構成で何回も同じマシンを立ちあげられるというめちゃくちゃ便利なソフトウェア
詳しくはこちら↓のページにまとまっていました。
「Vagrantって流行ってるらしいけど何が便利なの? - Developers.IO」
参考資料
公式サイト
参考サイト
必要な環境
仮想マシンはVirtualBoxで作成します。
Virtualboxのダウンロードはこちら(https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads).
Vagrantのダウンロードはこちら(http://www.vagrantup.com/).
上記のリンクからそれぞれ最新バージョンをダウンロード
インストールが終わったら,起動してみる。 VirtualBoxは普通に起動すればいいですが,Vagrantはコマンドラインから確認
$ vagrant --version Vagrant 1.3.3
インストールが無事に終わっているので,環境はもうこれで大丈夫
仮想マシンを作るまでの流れを確認
仮想マシンにはいろんな構成が考えられますが,それらのテンプレートがWeb上にたくさん配布されているのでそれをダウンロード。 次にそれを自分の環境に合うように初期化。 後は起動するだけ。 つまり初期設定としてBox(テンプレート)をダウンロードしておけば,あとは好きなだけ仮想マシンの作成ができます。
Box(テンプレート)を取得
Boxは色々なところで配布されてますが,まずは公式サイトにあるものをダウンロードしてみます。 公式サイトのBoxのダウンロードはこちら(http://docs.vagrantup.com/v2/getting-started/boxes.html)
↑のページを見れば分かるのですが,Boxを取得するには↓のコマンドを入力すればよいようです。
$ vagrant box add precise32 http://files.vagrantup.com/precise32.box
ちなみに「precise32」とは,そのboxにつける名前のことで,ubuntuの32bit版のことです。 実際のBoxは,その後ろに書かれてあるURLが示す場所に置かれています。
とりあえず↑のコマンドをターミナル上で実行してみます。
数分間待つと,ターミナル上に"Successfully added box"というメッセージが出てくるので,Boxのダウンロードが完了。
個人的にはCentOSの仮想マシンをたちあげたいので,こちら(Vagrantbox.es)のサイトにあるCentOSのBoxを使ってみます。 このサイトは,CentOS以外にもいろんなOSのBoxが置いていて,便利とのこと。
↓がCentOS 64bit版のBoxのダウンロード
$ vagrant box add centos64 http://developer.nrel.gov/downloads/vagrant-boxes/CentOS-6.4-x86_64-v20130427.box
ここで,↓のコマンドによりVagrantのhelpを見てみます。
$ vagrant box -h Usage: vagrant box <command> [<args>] Available subcommands: add list remove repackage For help on any individual command run `vagrant box COMMAND -h`
すると,add以外にもlistや,remove,repackageといったサブコマンドが用意されている事が確認できます。
例えば,listを使用すると,VagrantでインストールしたBoxの一覧を表示出来ます。
$ vagrant box list
ちなみに追加されたBoxは↓の場所に保存されているのでそちらをlsしても確認可。
$ ls ./.vagrant.d/boxes centos64 precise32
removeはBoxの削除。
$ vagrant box remove ボックス名
repackageではBoxを再びパッケージ化出来ます。
$ vagrant box repackage
ここまですればもう,Boxの取得はOK。
次回からは仮想マシンの作成・操作方法をメモしていきます。
次回の記事はこちら↓