変換やリサイズなどの画像処理がコマンドラインから扱えるImageMagick使い方メモ

前の記事でPDFファイルをコマンドラインから編集できるPDFtkについて使い方をメモしましたが,今回は画像をコマンドラインから編集できるImageMagickの使い方メモです。

メリットはPDFtkと一緒で,コマンドラインから扱えるので繰り返し処理等が容易ということ。 ImageMagickはMacやLinux対応です。インストール方法は他のブログ等を参考にして下さい。

画像の形式を一括変換

個人的に一番良く使う操作です。pngやgif,jpg,eps等の様々な形式に対応しています。

LaTeX用にpngをepsに変換したい場合は,↓のようにconvertコマンドを使えばOK。

$ convert sample.png sample.eps

一括で変換するには,Bashシェルと組み合わせて

$ for f in *.png; do
>convert $x $(x%.png).eps;
>done

画像のサムネイルを作成

Webサービスとかを作りたい人は,画像のサムネイル作成とかに使ってもいいかも。

// 縦横比は維持して幅150pxの画像に変換。
$ convert sample.png -resize 150x ~/sample.jpg
// 縦横比は維持して高さを150pxにする
$ convert sample.png -resize x150 ~/sample.jpg
// 縦横比を指定
$ convert sample.png -resize 300x200! ~/sample.jpg

画像の切り抜き

cropオプションを指定すると,画像を切り抜けます。 cropオプションの後に,「(幅) x (高さ) + (X軸の開始地点) + (Y軸の開始地点)」という形式で指定。 repageオプションは画像にオフセット情報を持たせず,最終的な画像を生成するものです。

$ convert sample.png -crop 900x400+0+100 +repage out.png