改訂2版と書いてあるように、この本には初版があり日本語の翻訳書は2010年頃に出版されていました。 自分がPythonを書き始めたのが2014年頃だったのですが、当時通っていた学校の図書館で見つけてこの本を借りたことがあります。 プログラミングの勉強を初めたばかりの自分は、ほとんど何も理解出来ないまま返却したのを今でも覚えています。
今回は縁あって初版の翻訳メンバーである稲田さん、渋川さん、清水川さん、森本さんの4名と一緒に翻訳をすすめることになりましたが、4年前には何も理解できなかった自分がこれだけのベテラン陣と一緒に改訂2版の翻訳に関われていると思うと少し感慨深いです。
さて、初版から大幅に加筆され520ページとボリュームもあるので最初から最後まで読める人はあまりいないと思います。 必要になったらそのときに読んでみようと思っている方も多いと思いますが、参考までに自分が特に気に入っている章を3つあげておきます。
- 3章 構文ベストプラクティス: クラスの世界
- 7章: 他言語によるPython拡張: C拡張、Cython、ctypes
- 13章 並行処理: マルチスレッド、マルチプロセス、非同期プログラミング
3章は初版から大きく書き換えられていて、7章と13章の内容に関しては、そのほとんどが改訂2版から新しく追加されています。 購入してくださった方は、ぜひチェックしてみてください。
Amazonでは2/26(月)から販売開始です。実は自分もそれを見て2/26(月)に発売かと思っていたのですが、書泉ブックタワーなど今日から発売している店舗があるようです。ぜひお近くの方は立ち寄ってみてください。