仮想環境を自動構築!第3回(Vagrantで作成した仮想マシンを操作する)

Webアプリを作るために,RubySinatraを勉強しようとしているのですが,その前にまずローカル開発環境の構築

Mac上で直接Ruby等を動かすことは可能なのですが,やっぱり無駄にファイルを増やすのはあれなので,Vagrantでサクッと勉強用の仮想マシンを作っていきます!

仮想マシンの作成までは前回までの記事↓にまとめています。

仮想マシンにログイン

$ vagrant ssh

システムのアップデート

ログインしたらまずはパッケージ管理ツールのyumを使ってシステムを最新の状態にアップデート!

$ sudo yum update -y

次はネットワークの設定

$ sudo vi /etc/resolv.conf

でresolv.confを開いた後,↓のようにファイルの中身を変更

options single-request-reopen

; generated by /sbin/dhclient-script
nameserver 10.0.2.3

ローカル開発環境なので,セキュリティは必要ない。邪魔になる時があるのでファイアウォールは切っておく。

$ sudo service iptables stop
iptables: Flushing firewall rules:                         [  OK  ]
iptables: Setting chains to policy ACCEPT: filter          [  OK  ]
iptables: Unloading modules:                               [  OK  ]
$ sudo chkconfig iptables off

Webサーバーのインストール

まずはインストール済みのパッケージを↓のコマンドで表示

$ yum list installed

するとパッケージの一覧が現れます。 そのためgrepで検索すればWebサーバー(httpd)が入っているかを調べられる。何も出てこなかったら入ってないのでインストール。

$ yum list installed | grep httpd
$ sudo yum install httpd

Webサーバを起動

$ sudo service httpd start
$ sudo chkconfig httpd on

Vagrantfileで設定したIPアドレス(192.168.33.56)をブラウザに入力すると,Webサーバーが起動しているか確認できる。

hostsファイルの編集

Vagrantでは192.168.33.56をIPアドレスとして割り当てていたのですが,それを覚えるのも面倒くさいので,自分で好きなドメインに置き換えましょう。

MacではHosterというツールがとても便利なので, ↓からHostsファイル編集ツールのHosterをダウンロード&インストールする。

http://www.redwinder.com/macapp/hoster/

Hosterを起動して↓のように設定

f:id:nwpct1:20131027112849p:plain

シンプルかつ直感的なUIなので,説明なしでも使いこなせそうです。

リポジトリの追加

ソフトウェアのバージョンが古いので,yumコマンドのリポジトリを追加する。有名なのがepelとremiらしい。これについてはこちらをみるのが早い

wget http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm
wget http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-6.rpm
sudo rpm -Uvh epel-release-6-8.noarch.rpm
sudo rpm -Uvh remi-release-6.rpm

6行目ぐらいにあるenabled=1を1→0に書き換える。

[epel]
name=Extra Packages for Enterprise Linux 6 - $basearch
#baseurl=http://download.fedoraproject.org/pub/epel/6/$basearch
mirrorlist=https://mirrors.fedoraproject.org/metalink?repo=epel-6&arch=$basearch
failovermethod=priority
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-EPEL-6

remiのインストールが終わったら,↓のように--enablerepo=remiを指定すればremiからインストールできる。

$ sudo yum --enablerepo=remi パッケージ名

Vagrantで作成した仮想マシンのユーザについて

$ pwd
/home/vagrant
$ whoami
vagrant

↑を見れば分かるように,Vagrantでは自動で「vagrant」ユーザーが作成されています。ちなみにパスワードはユーザー名と同じで「vagrant」です。


ちなみにsshを終了するにはexit, 仮想マシンのシャットダウンは`vagrant halt'でOK